産後に食べたほうがいいもの、食べないほうがいいものとは?
出産を終えたら、すぐにママは育児が始まりますよね。そして同時に、
赤ちゃんに授乳するママさんも多いことと思います。
つまり母乳が直接、赤ちゃんに栄養分として届くことになるので、
ママさんはそれだけで食事に気をつける必要が出てくるのです。
では、産後に積極的に摂取したほうが良い食べ物、また避けたほうが
良い食べ物とは何でしょうか?
産後に食べたほうが良いもの
母乳は、血液が変化した成分から成り立っています。つまり、血液を
作ることが産後のママさんにとって重要になるのです。
血液を作るには、鉄分の摂取が有効です。ひじきやワカメなどの海藻類、
あるいはレバーなどを積極的に摂るよう心がけると良いでしょう。
また、カルシウムも積極的に摂りましょう。出産前まで、おなかの中では
赤ちゃんの骨を作っています。つまり出産後のママさんは、
カルシウム不足な状態となっているのです。カルシウムを手軽に摂るとしたら、
牛乳が手軽で飲みやすいのでおすすめです。また骨まで煮込んだサケ缶などでも、
美味しくカルシウムを摂取できます。ちなみにカルシウムを摂るときに
さらに体内への吸収の効率を上げる手段として、卵や魚やお肉などの
動物性タンパク質と一緒に摂る方法がありますよ。
タンパク質も外せない、重要な栄養素です。産後の抜け毛や肌トラブルを、
多くのママさんが経験します。それらのトラブルを防止するためにも、
タンパク質が有効です。体の不調だけではなく、ストレスを減少させる
効果もあるので、豆腐や納豆やお肉などで摂取しましょう。
産後に避けたほうが良い食べ物
授乳中は、乳腺炎にならないよう予防することが大事です。
乳腺炎は、授乳中のママさんの2~3割が経験する病気の一種です。
乳房が痛くなったり、乳房自体が熱を帯びたり、
悪化すると高熱まで引き起こします。
乳腺炎は食事で予防できます。クッキーやケーキ、ポテトチップスなど
油が多く使用されているお菓子を食べることは、
乳腺炎を引き起こしかねないので避けてください。
また糖分も、消化する際にせっかく摂取したカルシウムを奪ってしまうので、
糖分と油分の多い食事はやめておきましょう。
また、乳腺炎ではないですが母乳の出を悪くする原因のひとつとして、
母親の血流が悪いことが挙げられます。加工されたお菓子さえ食べなければ良い、
というわけでもありません。特定の果物は、血流を悪化されるので
注意してください。その果物とは、梨、メロン、柿の3つです。
この3つは体を冷やす効果があり夏場などに重宝されるのですが、
全身の血流の悪化を招く、というデメリットも持ち合わせています。
しかし覚えておけば事前に避けることができますから、
産後は絶対に食べないようにしてくださいね。
食事を作る余裕がないママさんへ
昼夜関係ない育児で、食事なんて朝、昼、晩3食きちんと栄養バランスまで
考えて作る余裕がない、というママさんもいることでしょう。
そんなかたには、弁当の宅配サービスをおすすめします。
家まで届けてくれるので買い物に行かずに済みますし、
野菜も肉もきっちり摂取できて、栄養バランスまで
考えられて作られています。
生活サイクルが落ち着くまで、宅配サービスを利用している
ママさんは多いですよ。
ちなみに筆者も、産前から産後まで計半年くらい利用していました。
好きなときに食べられるし、栄養バランスもばっちりで重宝しました。
まとめ
食事の内容によって、体の不調を回復させることも、あるいは血流を
悪化させてしまうこともあるというのがお分かりいただけたかと思います。
特に母親が摂取した栄養素は、母乳によって赤ちゃんに届けられてしまうので、
特に注意を払う必要があるのです。