子供が乾燥肌になる原因とすぐに使える対処法!
子供の肌はしっとりとしてスベスベという印象がありますが、
実は乾燥しやすいという特徴があります。毎年乾燥する季節になると皮膚科を
受診しているというお子さんも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、子供が乾燥肌になる原因と対処法をご紹介します!
子供の乾燥肌の原因とは?
子供の皮膚は大人の半分ほどの厚みしかありません。
ですから、外部からの刺激によりトラブルを起こしやすいのです。
また、子供はかゆみを我慢できずにすぐに掻いてしまいます。
掻くとさらに肌が乾燥してまた掻いてしまうという悪循環に陥ってしまうのです。
また、乳児期から10歳までの子供が皮脂の分泌量が少なく、肌を乾燥から
保護しにくいという特徴もあります。これらの原因によって、
子供は肌が乾燥しやすくなるのです。
ただの乾燥肌ではなくアレルギーやアトピーの場合もあります。
乾燥肌なのかアトピー性皮膚炎なのかは判断が非常に難しいので、
かゆみが強く湿疹がなかなか治らないお子さんをお持ちの方は
皮膚科を受診しましょう。
お風呂の時できる対処法
では自宅で簡単にできる乾燥肌対策法をご紹介します。
まずは、入浴時です。入浴時にはナイロンタオルを使わずに手で洗って
あげましょう。泡タイプのボディソープを使うと簡単に洗うことができます。
敏感肌用の泡ソープを使うとより効果的です。
お風呂の温度は温めに設定しましょう。寒い季節は温すぎると風邪を
ひいてしまうので、38~40℃を目安にしてください。
また、湯船に保湿入浴剤を入れると肌をしっかり保湿してくれます。
入浴剤をたくさん入れたからといって乾燥肌がすぐに改善するわけではないので、
使用する際には使用量を守ってください。
お風呂から上がったらすぐに保湿クリームやローションを塗りましょう。
できれば浴室で塗ると乾燥を防ぐことができます。
クリームなどを塗り終わったらすぐにパジャマなどに着替えるのですが、
パジャマは肌を刺激しない素材のものを選んでください。
肌を刺激しない素材は綿です。綿100%のパジャマを着せてあげましょう。
その他の乾燥肌対処法
部屋の乾燥を防ぐために、加湿器などを使って部屋の湿度を
60%くらいに保ってください。室内の湿度が高すぎるとカビが発生するので、
湿度をこまめにチェックしましょう。
寝具は綿素材にしましょう。ポリエステルや化学繊維のものは静電気が
起きやすいので、肌に刺激を与えてしまいます。
そして寝具は常に清潔にしておきましょう。1週間に1度は洗濯してください。
乾燥肌にならないように気をつけること
日頃できるケアは、爪を短く切ってあげること、そしてこまめに
保湿をすることです。爪を短く切ることで、肌を掻いたときに与える
ダメージを最小限に抑えることができます。
保湿クリームを毎日子供に塗ることは大変ですが、子供は自分で保湿クリームを
塗ることができないので、大変ですが毎日塗ってあげましょう。
乾燥肌だからといって行動を制限したり、神経質になる必要はありません。
成長とともに肌のバリア機能が上がり、乾燥肌による症状も緩和されていきます。
無理のない範囲で乾燥肌のケアをしてあげましょう。
まとめ
子供の乾燥肌を放置しておくと、肌がダメージを受け続けて健康な肌を
取り戻すのに時間がかかってしまいます。ですから、子供の肌が
乾燥していると気づいたら速やかに保湿をしてあげましょう。
皮膚科へ行くのは少々面倒なので、市販の保湿クリームなどを使用している
という方もいらっしゃると思います。皮膚科では肌の状態にあったクリームを
処方してもらえますし、地域によっては無料で保湿クリームを
処方してもらえます。頻繁に皮膚科へ通えない場合には、
まとめて保湿クリームをもらうことも可能です。
子供の乾燥肌のケアをすることで、自分の肌も一緒にケアすることができます。
前向きに子供の乾燥肌と付き合っていきましょう!