ノロウイルスにかかるとどうなるの?症状と対処法とは?

公開日: 

毎年、寒くなってくると耳にするノロウイルス感染症。

小さな子供から大人、高齢者まで幅広い年齢の方がかかるウイルス性の

感染症です。免疫ができないため、一度かかったからといって

安心ではなく、何度もかかります。

その為、吐瀉物等の処理を適切に行わないと、家庭内で次々と

感染してしまうこともあります。正しい知識を身につけて、

適切な処理が行えるようになりたいですね。

 

目次

感染するとどんな症状がでる?

主な症状は「腹痛、下痢、吐き気、嘔吐」です。発症すると、

突然激しい吐き気や嘔吐の症状が現れるのが特徴で、

発熱は37~38度と軽度なことが多いです。猛烈な吐き気や

激しい嘔吐の後に腹痛と水溶性の下痢症状がでます。

ウイルスに感染してから12~48時間、翌日か2日後には発症します。

ノロウイルスというと食中毒のイメージがあるかと思いますが、

空気感染や接触感染による人から人への感染も多いです。

嘔吐は1~2日、長くても3~4日で治まります。また下痢についても

激しい症状は1~3日ほど、長くても1週間程度で治まります。

その他の症状として、頭痛や筋肉痛が見られることもありますが、

後遺症が残ることはありません。

 

かかってしまったらどうするの?

ノロウイルスには有効な特効薬はなく、対処療法が基本となります。

下痢を止めようと強い下痢止めを飲んでしまうと、腸内にウイルスが

留まってしまい治りが遅くなることがあるので注意が必要です。

嘔吐や下痢により体内の水分が失われますので、脱水をおこさないよう

水分補給をしっかり行うことが重要です。特に小さな子供や

高齢者など抵抗力の弱い人は脱水症状になりやすいので注意が必要です。

 

嘔吐の症状が少し落ち着いたら、少量ずつ水分補給を行いましょう。

乳幼児の場合、一度にコップ一杯の水を飲ませたりすると、

すぐに吐き戻してしまい水分補給にならないことがあるので

気をつけて下さい。

我が家の子供たちがノロウイルスの時にかかった小児科では、

まずスプーン1杯を飲ませてみて、少し様子を見て吐かないようなら

またスプーン1杯、さらに様子を見てもう1杯と本当に少しずつ、

根気よく飲ませるように指導されました。また子供がジュースや

牛乳などを飲みたがるかと思いますが、濃い飲み物を飲むとすぐに

吐き戻してしまうことがあります。飲ませるものは経口補水液、水、

薄いお茶などにしましょう。

 

経口補水液について

経口補水液は、体から失われた水分と電解質(ナトリウム等の塩分)を

補うための飲料で、ドラッグストアなどで購入できます。

ペットボトルに入ったものだけでなく、溶かして使うパウダータイプも

あるので小さなお子さんのいる家庭では常備しておくと安心ですね。

また、ゼリータイプの経口補水液もあるのでお子さんが飲んで

くれない時にはゼリーも試してみましょう。

 

経口補水液とスポーツドリンクの違いは?

水分と電解質というとスポーツドリンクでもいいのでは?と思いませんか?

調べてみたところ、これらには違いがあるようです。

経口補水液は、経口補水療法という

「脱水症に対して、経口的に(口から)水と電解質を補給する治療法」の

考え方に基づいて作られています。脱水状態の体のことを考えて、

一般的なスポーツドリンクよりも電解質濃度は高く、吸収のスピードを

上げるために糖濃度は低く作られているそうです。ノロウイルスなど

病気の時は、経口補水液を活用したいですね。

 

家庭内感染を防ぐためには?

ノロウイルスは空気感染力が強く、吐瀉物を適切に処理しないと

家庭内ですぐに感染してしまいます。我が家の場合も長男の発症を

きっかけに、次男、私(母)、父と全員が次々とノロウイルスに

かかってしまいました。自分が激しい嘔吐症状のある時に子供の嘔吐や

水分補給の世話をするのは本当に大変で、家庭内感染を防ぐことの

重要さが身に沁みました。

スポンサーリンク

 

家庭内感染を防ぐ吐瀉物等の処理方法とは?

吐瀉物、排せつ物等の汚物にはノロウイルスが大量に含まれています。

そこで、汚物を乾燥させないよう素早く、適切に処理をし、

その後消毒する必要があります。

 

塩素系の消毒剤の作り方

ノロウイルスは感染力が非常に強いだけでなく、アルコールや熱に対する

抵抗力がありますので、アルコール消毒剤では除菌しきれないことがあります。

そのため、塩素系の消毒剤が必要です。塩素系漂白剤を水で薄めて、

塩素系漂白剤調整液を作りましょう。

市販されている約5%の漂白剤を使用する場合、水1リットルに

漂白剤20ミリリットルを混ぜて作ることができます。

 

具体的な処理の方法

1.使い捨てのビニール手袋、マスクなどを着用する。
2.換気のために窓等を開け、処理する人以外は部屋から出る(ペットも部屋の外へ)
3.汚物の上にキッチンペーパーや捨ててもいい雑巾等を乗せて覆う
4.覆った上から静かに消毒剤をかける(汚物と同量程度をかける)
5.ペーパータオルを使い、外から内に向かって汚物をまとめて取り除き、ビニール袋に入れる(汚物を広げないように外から内へ!)
6.先ほどのビニール袋に手袋も入れ、静かに消毒剤を注いで縛り、新しいビニール袋へ入れて密封する
7.新しい手袋をして、汚物のあった個所を新しいペーパータオルで覆い、消毒剤をかけ、10分ほどおく
8.10分おいたらペーパータオルをビニール袋へ入れ、新しいペーパータオルを消毒剤に浸し、床や壁を拭く
9.使用したペーパータオル、手袋、マスク等は全てビニール袋で密封して捨てること

 

嘔吐した場合、半径2メートル、高さ1.6メートルの範囲に

飛び散るといわれています。数字を参考に広範囲を消毒してください。

また消毒作業後の手洗いうがい、手の消毒を忘れないようにしましょう。

 

汚物処理の他に、家庭内感染を防ぐため気をつけることは?

家庭内感染のリスクを下げるためには、やはり手洗いが重要です。

石鹸を使い、手の指の間や手首までしっかりと洗います。

ノロウイルスが流行している時には、マスクもすすめられています。

トイレを流す時には必ず蓋を閉めてから流しましょう。

蓋を開けたまま流すと、空中にウイルスが飛び散ってしまうので

気をつけましょう。またタオルの共用は避け、ノロウイルスの人が

入った後は便座やペーパーホルダー、ドアノブ等を消毒しましょう。

 

まとめ

ノロウイルスは一度かかっても何度もかかる感染症です。

お子さんが激しい嘔吐症状などをおこすと親は慌ててしまいがちですが、

大事なことは脱水を防ぐこと、家庭内感染を適切な処理にとって

防ぐことの2つです。前もって水分補給の仕方や消毒の仕方を確認し、

落ち着いて対処したいものですね。

スポンサーリンク

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP ↑