親から子へ受け継がれる伝統行事、檜枝岐歌舞伎とは一体何?

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檜枝岐歌舞伎(ひのえまたかぶき)という伝統行事をご存知でしょうか。

地方の伝統行事なのですが、遠方から檜枝岐歌舞伎を目当てで、

遥々やってくる人が後を絶たないほど、魅力と歴史のあるイベントなのです。

今回は、檜枝岐歌舞伎は一体どんな行事なのか、いつどこで行うのか、

またその見どころなどを紹介いたします。

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檜枝岐歌舞伎の成り立ち

福島県南会津群にある檜枝岐村(ひのえまたむら)に、

江戸時代から続く伝統芸能が、檜枝岐歌舞伎です。

その昔、檜枝岐村の住人が江戸で見た歌舞伎を、

村に伝えたことが発祥とされています。

当時、檜枝岐村には娯楽がなかったため、村民たちも歌舞伎に魅せられ、

自分たちでアレンジを加えて、村の伝統芸能『檜枝岐歌舞伎』へと

発展していったのです。

演者は全員、檜枝岐村の住人で構成され、その技術は親から子へ、

代々受け継がれていく独自の行事となっていきました。

そして、檜枝岐歌舞伎は平成11年に、福島県の重要無形民俗文化財に

指定されており、今なお土着の伝統芸能として、珍重されています。

 

檜枝岐歌舞伎の見どころ

檜枝岐歌舞伎は5月、8月、9月の年3回、神様に奉納する行事として催され、

昔から村民の間で娯楽としても親しまれてきました。

演じているのは本職の歌舞伎役者でないにも関わらず、

とても素人とは思えないほど演技力はクオリティーが高く、

歴史と村民の情熱を感じる演劇なのです。

しかも、檜枝岐歌舞伎に使われる舞台は、国から重要有形民俗文化財に

指定された、かやぶき屋根の建物にて公演されます。

有形文化財の舞台で、無形文化財の伝統芸能を鑑賞することが出来るというのも、

檜枝岐歌舞伎の魅力の一つでしょう。

舞台も客席も屋外であるため、大自然の中で厳粛に開かれる、

独自の歌舞伎はとても圧巻ですよ。

ちなみに村内には、檜枝岐歌舞伎の歴史や、実際に公演で使用される衣装や、

小道具を展示する資料館もあります。

 

普通の歌舞伎と違う点

本職の役者さんが演じる、いわゆる普通の歌舞伎は、

専門の職人によって小道具や衣装が作られます。

しかし檜枝岐歌舞伎の場合は、役者に限らず、三味線などを

演奏する義太夫(ぎだゆう)や、衣装作りや化粧といった裏方仕事も、

全て村人によって行われます。

また、娯楽目的で演じられる普通の歌舞伎とは違い、

檜枝岐歌舞伎は神様に捧げる、奉納歌舞伎としての意味を持っているのです。

 

開催日と会場

檜枝岐歌舞伎は、毎年5月12日、8月18日、そして9月は

第一土曜日に公演されます。

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いずれも開場は18時からで、開演は19時からとなります。

会場は檜枝岐村居平(ひのえまたむらいだいら)にある、

鎮守神社境内の『檜枝岐の舞台』にて開催。

5月と8月の公演は無料で鑑賞できますが、9月の公園のみ、

入場料1000円が必要です。

ただし、檜枝岐村に宿泊している方は、入場料が免除となります。

荒天でなければ、雨が降っていても上演されますが、客席にも屋根がないため、

レインコートがあると良いでしょう。

交通アクセスは、公共交通機関の場合ですと、

会津高原尾瀬口駅からバスで約80分。檜枝岐ますや前の停留所で下車します。

車でお越しの場合は、西那須塩原ICから120分。

村内にある檜枝岐小学校の校庭を駐車場として利用できます。

 

檜枝岐歌舞伎の混雑予想

遠方から檜枝岐歌舞伎を目当てに、多くの観光客が訪れるため、

混雑が予想されます。

座席も先着順なので、前方で見たいのでしたら、

ぜひお早めにお越しください。

また、客席の定員は1200人なので、時間に余裕を持って行かないと

見られない可能性もあるので、ご注意ください。

駐車場も200台までしか停められないので、お車でお越しの方も、

早めに行くようにしましょう。

 

まとめ

檜枝岐歌舞伎は、土着の行事にも関わらず、本場の歌舞伎にも

引けを取らないほど、高い演技力で多くの人を魅了するイベントです。

ぜひ皆さんも、神社の境内に設えられた舞台で、厳かな雰囲気の中、

村民の間で代々受け継がれてきた独自の歌舞伎を堪能しましょう。

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