屋台も魅力満載!福岡で人気のお祭り、放生会について知ろう
毎年9月に、福岡県福岡市で(ほうじょうや)という
お祭りが開催されます。
約500軒も露店や屋台が出店し、とても活気に満ち溢れたお祭りなのです。
今回は、この放生会は一体どんなお祭りなのか、人気の屋台は何かなど、
魅力を紹介していきます。
放生会ってどんなお祭り?
放生会とは、生命を慈しんで、秋の豊穣(ほうじょう)に感謝し、
商売繁盛と家内安全の祈願をするお祭りです。
本来、放生会は『ほうじょうえ』と読みますが、
福岡では『ほうじょうや』と呼んでいます。放生会は、
正式名称を『筥崎宮放生会大祭(はこざきぐうほうじょうやたいさい)』といい、
千年以上も昔から続く、歴史あるお祭りなのです。
毎年9月に筥崎宮(はこざきぐう)という神社で開催され、
参道には多くの屋台が出店し、盛大な賑わいをみせます。
開催日と会場
放生会の日程は9月12日~18日の7日間に渡って開催されます。
場所は福岡県福岡市にある、筥崎宮の境内。
交通アクセスは、電車の場合だと、福岡市営地下鉄の箱崎宮前駅から徒歩3分。
車の場合は福岡都市高速の東浜ICから約10分。
特設駐車場が設けられますが、混雑が予想されるため、早めの来場がおすすめ。
豊富な屋台と様々なイベント
放生会の魅力は、出店している屋台の数が多いことでしょう。
約1キロもある長い参道の両側に、500軒以上もの露店や屋台が出店。
イカ焼きやリンゴ飴、射的、ヨーヨー釣りなど定番もあれば、最近では珍しい、
ミドリガメやウナギ釣りの屋台もあります。
また、新生姜を売っている屋台が毎年特に人気なんだとか。
この他にも、ケバブなど外国料理の屋台や、植木道具や盆栽、
陶器などを売っている露店もあるので、幅広い年代の方々が楽しめますよ。
そして、鯉やハトの放生や神楽などの神事や、琴や和太鼓の演奏、
ダンス、大道芸、アコースティックライブなど、
様々なステージイベントも見どころの一つです。
放生会で人気の『ちゃんぽん』とは
放生会で販売される『ちゃんぽん』とは食べ物ではなく、吹くと音が鳴る
ガラス製のおもちゃで、ビードロやペコポンと呼ばれることもあります。
巫女さんが一個一個ガラスに絵付けしており、
とてもキレイな見た目が人気のようです。
このちゃんぽんは、放生会の初日に朝8時から1時間だけ、
筥崎宮のお守り授与所にて、限定数2100個で販売されます。
毎年かなりの人気であるため、購入するには、当日の朝6:00~6:30の間に
配られる整理券をもらう必要があります。
ただし、この整理券をもらうのにも多くの人が並ぶので、
現在では前日の夜から並んでおかないと、ちゃんぽんの入手は難しいようです。
ちなみに、ちゃんぽんの値段は3000~9000円で、
どんな絵柄のものかは、買ってからのお楽しみ。
ちゃんぽんと同様に土製のおはじきも、可愛らしい見た目から
大変な人気だったのですが、購入希望者が殺到し、
徹夜で並んで騒音などのトラブルが起きてしまったため、
今年2017年からは販売中止になってしまいました。
毎年注目のお化け屋敷と見世物小屋
放生会では、毎年お化け屋敷と見世物小屋も人気です。
お化け屋敷といっても、あまり怖くはないらしいので、
子供連れでも安心して入れますよ。入場料は500円です。
そしてもう一つ人気なのが、見世物小屋。
見世物小屋と聞くと、かなりアンダーグラウンドで時代錯誤なイメージですよね。
でも倫理的な問題はなく、体を張ったパフォーマンスを披露する、
といった感じだそうです。
料金は大人700円、子供500円、幼児300円の後払いです。
もし興味があったら、入ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
放生会は露店や屋台がとても多いので、今どき珍しいお祭りではないでしょうか。
イベントも盛りだくさんで、放生会でしか買えない物もあるので、
お祭り好きな方はぜひ行ってみてください。
ただし、ちゃんぽん購入のために並ぶ際は、
近隣住民や神社の方々に配慮をして、マナーを守って行動してくださいね。