【はじめに】4月から住宅ローンの変動金利が引き上げへ!
2025年4月から、大手銀行が住宅ローンの変動金利を引き上げることを発表しました。
変動金利で住宅ローンを組んでいる方や、これからローンを検討している方にとって、この金利上昇がどのような影響を及ぼすのか気になるところです。
本記事では、2025年4月の変動金利最新情報・影響・対策について詳しく解説します。
【最新情報】2025年4月の変動金利の上昇幅は?
大手銀行の基準金利が引き上げへ
2025年4月1日から、大手銀行5行(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、三井住友信託銀行)が変動金利の基準金利を引き上げます。
例えば、
三菱UFJ銀行の基準金利:2.625% → 2.875%(+0.25%)
みずほ銀行の基準金利:2.475% → 2.725%(+0.25%)
三井住友銀行の基準金利:2.625% → 2.875%(+0.25%)
これにより、新規で住宅ローンを組む人の適用金利も上昇する可能性があります。
【影響】変動金利が上がると住宅ローン返済額はどう変わる?
変動金利が0.25%上昇すると、住宅ローンの返済額にどのような影響があるのでしょうか?
ケース1:借入額3,000万円・35年ローンの場合
金利 | 毎月の返済額 | 総返済額 |
0.5%(現行) | 約77,000円 | 約3,250万円 |
0.75%(+0.25%) | 約80,500円 | 約3,380万円 |
・ 毎月の返済額:約3,500円増加
・ 総返済額:約130万円増加
金利の上昇により、長期的な返済負担が大きくなることが分かります。
【対策】変動金利の上昇にどう備える?
変動金利の上昇に伴い、以下の3つの対策を検討することをおすすめします。
固定金利への借り換えを検討
今後も金利上昇が予想されるため、固定金利への借り換えを検討するのも一つの手です。
金利タイプ | メリット | デメリット |
変動金利 | 初期金利が低い | 金利上昇リスクあり |
固定金利 | 将来の金利上昇リスクなし | 変動金利より金利が高め |
固定金利に変更すると…
・ 今後の金利上昇リスクを回避できる
・ 毎月の返済額が安定する
繰り上げ返済で元本を減らす
金利が上昇する前に、繰り上げ返済を行うことで、総返済額を軽減できます。
例えば、
・ 50万円の繰り上げ返済 → 総利息支払い額が約30万円減少
・ 100万円の繰り上げ返済 → 総利息支払い額が約60万円減少
特に、借入期間の早い段階で繰り上げ返済をすると、利息負担を大幅に減らせます。
住宅ローンの見直し・銀行比較
他の銀行への借り換えも、金利負担を抑える方法の一つです。
最近は、ネット銀行を中心に、低金利での住宅ローンを提供する銀行が増えています。
銀行名 | 変動金利(2025年3月時点) | 備考 |
auじぶん銀行 | 0.344% | 「モバイル」「ネット」「でんき」「TV」などの組合せ条件あり。 |
住信SBIネット銀行 | 0.448% | 借入金額がぶっけんの80%以下の場合。全疾病保証付。 |
PayPay銀行 | 0.380% | 自己資金10%以上の場合。 |
銀行によって金利や条件が異なるため、複数の銀行を比較して最適な選択をすることが重要です。
【まとめ】2025年4月の変動金利は上昇!早めの対策を
2025年4月、大手銀行が変動金利を引き上げることを発表しました。
・ 主要銀行の変動金利は0.25%上昇
・ 毎月の返済額が約3,500円増加する可能性
・ 固定金利への借り換え、繰り上げ返済などの対応も検討必要
今後も金利の変動が予想されるため、最新の金利情報をチェックしながら、早めの対策を講じることが大切です。
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